Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

にわをつくるひと

庭をつくる人

室生 犀星

Lesen Sie 庭をつくる人 (にわをつくるひと) von 室生 犀星 (むろうさいせい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 9.332 Zeichen · 19 Bildschirme

Aozora Bunko

司馬温公というのは三方に峯のある石のまん中が水鉢になり居り、風雅であるが居処をきらうものであるから、鳥渡据えるところに難しいしろものである。円星宿は普通の胴円通しの手洗いであるが、石水壺は先でひろがり底すぼまりの置水鉢で、石材次第で栄えるものだが、わたくしは嫌いである。却って石水瓶の三方取手のある枕型の胴すぼまりを面白いと思っている。支那朝鮮によくある大壺取手づきに似ていて、石であるため陶器以上のおもしろさである。陶器と石とは孰らが面白いかと言えば、味の細かいことは到底陶器には及ばないが、一味通じた底寂しい風韻枯寂の気がながれ合い、ときに陶器に見味うことのできぬところに、わたくしの心を惹き何かを思うさま捜らしてくれるのである。そのほか方星宿の四角なのもあるが、取り立てて言うまでもない。富士形、ひょうたん形に至っては、われわれ雅人と称するともがらには要なき俗手洗いである。つくばいは飽迄自然石を穿ったもので水鉢の磨きも叮嚀に寂然たるものでなければ面白くない。赤日石林気というのも又つくばいの銘でなければならない。

筧手洗いというのは高みにある手洗鉢に筧の水をしたたらすのであるが、これは生きているようで風致湧くごときものがある。