Japanische Klassiker mit Furigana
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のちのなりひらぶんじ
後の業平文治
三遊亭 円朝
Lesen Sie 後の業平文治 (のちのなりひらぶんじ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 109.545 Zeichen · 216 Bildschirme
奴が二三人、往ったり来たりして居やした様子」
文「その人体(にんてい)はどんな者でありました」
老「なアに戸を締めて置きやしたから分りやせんが、また何か仕事をしやがったと思いました」
文「その曲者は何方(どっち)へ往った様子ですか」
老「いやそれは確(しか)と分りやせんが、多分下手(しもて)の方へ往ったかと思いやした」
文「然(しか)らば長岡か新潟辺かな」
老「先(ま)ず六日町(むいかまち)から十六里、船に乗って長岡か新潟あたりへ持って往(ゆ)きましてな、それから着物は故買屋(けいずや)へ売り、女は女郎町へ売るそうだが、早くお殿様から手を廻して捕まえて下されば宜(よ)いが、時々取逃すので困るでがす」
文「此の辺は矢張(やはり)榊原式部(さかきばらしきぶ)殿の領分でござろうな」
老「いや此の辺はお代官持(もち)で、公方様(くぼうさま)から沙汰が無(ね)えば手え入れられねえでがす」
文「何(なん)と御無心だが飯はありますまいか、昨夜はまんじりともせず、食事も致さぬ故、如何(いか)にも空腹で堪(たま)らぬが、一飯(いっぱん)助けてくれまいか」
老「へえ、お安い