Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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のちのなりひらぶんじ

後の業平文治

三遊亭 円朝

Lesen Sie 後の業平文治 (のちのなりひらぶんじ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 109.545 Zeichen · 216 Bildschirme

Aozora Bunko

途中、信州二居ヶ峰、中の峠にて山賊に出会い追い往(ゆ)く中(うち)、女房を見失い、彼方(あちら)此方(こちら)と尋ねますと、新潟沖に大船(たいせん)があって、其の船に海賊が……」

と云いかけて四辺(あたり)を見廻し、

文「多分その大船に居(お)るであろうと人々のいうにまかせ、取急ぎ新潟へまいりまして、旅宿(りょしゅく)にて船の様子を尋ねて居(お)ると、こう/\いう奴の勧めに従い、二人(ににん)の舟人を雇うて沖へ乗出したところが、図らずも難風に出会い、その二人の舟人は途中に於(おい)て相果てました、一人(いちにん)の舟人が死際(しにぎわ)の懴悔話(ざんげばなし)を聞きますると、旅宿で船の世話をしてくれた商人(あきんど)も其の二人の舟人も同じ穴の貂(むじな)、やはり海賊の手下であったそうでございます、察するところ私(わたくし)の女房も同じ仲間の奴に勾引(かどわか)され、海賊船(かいぞくぶね)に取押えられて居りはせぬかと案じて居(お)る折柄、こゝに死んで居る島人が、私の漂うて居った無人島へ来(きた)りしゆえ、辛(かろ)うじて其の舟に乗込み、一度新潟沖に着(ちゃく)いたし、女房の在所(ありか)を尋ねようと思って小舟を乗出したところが、又も難船して此の始末、お救い下さいまして有難う存じます、只今貴所