Japanische Klassiker mit Furigana
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のちのなりひらぶんじ
後の業平文治
三遊亭 円朝
Lesen Sie 後の業平文治 (のちのなりひらぶんじ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 109.545 Zeichen · 216 Bildschirme
文「いやさ、其処(そこ)がお頼みだ、武士の敵討に他人の力を借りたとあっては後世の物笑いになります、今まで文治が苦労をした甲斐がありません、さア此の道理を聞分けて、御心情はお察し申すが必らず助太刀して下さるな」
亥「へえ/\分りやした、そんなら宜(よ)うござんす、併(しか)し唯(たゞ)見ているだけなら宜うござんしょう」
文「それは御勝手、成るべく遠くへ離れて御覧下さい」
亥「併し先方に助太刀があれば」
文「いや、それも御無用」
亥「それじゃア旦那余(あんま)りじゃアねえか」
文「はい、痩(やせ)ても枯れても文治は侍でござります」
亥「そりゃア云わずと分って居ます、それじゃア皆(みんな)に断らずばなるまい」
文「どうぞ宜しく頼む、なるたけ人に知れぬよう、万一逃がしたら百日の何(なん)とやら、そう事が分ったら一盃(いっぱい)やりましょう、これ町や」
亥「いや、私(わっち)ア酒は絶って居りますから」
文「はて、それは又何故(なぜ)に」
亥「それだから少しゃア手伝わして下さいと云うんです」
文「いや、それ程に思ってくれる御親切は辱けないが、武士の面目(めんぼく)に関わるから」