Japanische Klassiker mit Furigana
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のちのなりひらぶんじ
後の業平文治
三遊亭 円朝
Lesen Sie 後の業平文治 (のちのなりひらぶんじ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 109.545 Zeichen · 216 Bildschirme
亥「えゝ宜(よ)うがす、御機嫌宜う、十四日にゃア一生に一度の楽(たのし)み、早朝から見物にまいりやしょう」
文「左様なら」
亥太郎は表へ出まして、
亥「あゝ、いつに変らぬ武士の魂、当世に二人とねえ男だなア」
入れ違いに藤原喜代之助が入って参りまして、
喜「文治殿、藤原でござります、先程から亥太郎殿がおいでの様子ゆえ少々控えて居りました、数年御苦労の甲斐あって此度(こんど)の悦び、お察し申上げます」
文「ようこそお出で下さいました、是に過ぎたる悦びはござりません、今日までの御助力有難うぞんじます」
喜「時に文治殿、予(かね)てお話の小野氏(うじ)の脇差、中身は確か彦四郎定宗と覚え居りますが、拵(こしら)えは何(なん)でござりますか」
文「縁頭(ふちかしら)は赤銅魚子(しゃくどうなゝこ)、金にて三羽の千鳥、目貫(めぬき)は後藤宗乘の作、鍔(つば)は伏見の金家の作であります」
喜「承知いたしました、様子に依(よ)ったら御主人へ申上げて置きましょう」
文「いや、それは余り大業(おおぎょう)です、時の御老役のお耳に入れるまでの事はございません」
喜「併(しか)し御前へ上(あが)りますと折々文治は何方(どちら)に居(お)る