Japanische Klassiker mit Furigana
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のちのなりひらぶんじ
後の業平文治
三遊亭 円朝
Lesen Sie 後の業平文治 (のちのなりひらぶんじ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 109.545 Zeichen · 216 Bildschirme
村と婆を後(うしろ)へ引倒し、逃げられぬように手早く二人の足に一刀を切付け、それから縁側の両人を目がけて其の場に切伏せ、当の敵たる蟠龍軒は何処(いずく)にありやと間毎(まごと)々々を尋ねますと、目指す敵(かたき)の蟠龍軒は生憎(あいにく)不在と承知いたし、無念遣(や)る方(かた)なく手向う門人二三を打懲(うちこ)らし、庭に残して置きました村と婆を切殺して其の儘帰宅致しました、このお村という奴は顔に似合わぬ毒婦にて、二世(にせ)を契った夫友之助を振捨てゝ、蟠龍軒と情(じょう)を通じて、友之助を亡(な)き者にせんと企(たく)みたる女でございます、いつぞや私を取って押え、痰(たん)まで吐きかけた恩知らず、私の遺恨とは申しながら、今に残念に思うて居ります」
と、一点の澱(よど)みもなく滔々(とう/\)と申立てました。
十
時に石川土佐守殿、
「其の方の心底(しんてい)はよう相分ったが、左様の義侠心を持ちながら何故其の場を逃退(にげの)きしぞ」
文「恐れながら申上げます、逃げたとはお情ないお言葉でござります、たとい敵(かたき)の片割(かたわれ)数人を切殺すとも、目指す