Japanische Klassiker mit Furigana
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ふっかつさい
復活祭
久生 十蘭
Lesen Sie 復活祭 (ふっかつさい) von 久生 十蘭 (ひさおじゅうらん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 11.018 Zeichen · 23 Bildschirme
そんなミモザの花、捨てちゃいなさい」
「捨てたってかまわないが、まあもうすこしこうしておこう、復活祭のお祝いに、オフィスの小さな女の子がつけてくれたんだから」
なるほど今日は復活祭だった。白領コンゴ、エジプト、ギリシャなどから来ているまだ日本がめずらしいバイヤーたちは、復活祭の休暇をつくって、昨日、京都見物に発って行った。もう何年となく思いだしもしなかったが、復活祭の紐育の騒ぎが眼にうかぶ。第三街の日本人までがライラックやミモザの花をつけて浮き浮きしていた。
「今日は復活祭だったわね。こんなところでもっさりしていないで、早くパアティへいらっしゃい」
「そんなものがあるなら、まっすぐそっちへ行くよ」
「じゃ、ドレスアップして、あたしのところへ来てくれたってわけなの」
「ラウンジでユウの顔をみながら、コクテールでもやろうと思って。ぜひとも復活祭のお祝いをしなければならないって義理はないが」
「わびしいことをいうわね、川さん。じゃ、どこかへ遊びに行きましょうか」
「えッ、そうかい。そういいたかったんだが、ユウはむずかしいひとだから」
「面白く遊べそうなところあって」
「そうだな、あそこはどうだろう。