Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
「しんりしけん」じょ
心理試験
小酒井 不木
Lesen Sie 心理試験 (「しんりしけん」じょ) von 小酒井 不木 (こざかいふぼく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 96.338 Zeichen · 197 Bildschirme
犯人が手ずから小包を運んだのに違いないから、或は犯人はその附近に住むものであるかもしれぬという考のもとに捜索を行っても結果は陰性であった。
犯罪事件が迷宮に入ると警察は沢山の匿名の手紙を受取るのが常であって、時には犯人自身が匿名の手紙を出して警察を迷わすようなことがあるが、今回集った手紙の中に、例のタイプライターで書かれたものは一つもなく、また素人たちの探偵的暗示にも、何一つ当を得たものはなかった。
すると、ヘララ事件があってから丁度一週間目に、警察は更に第四の事件に接したのである。
四
ある日、ブロンクス区探偵局の主任プライスがヘララ事件に就て、部下の探偵たちと、鳩首協議していると、捜査に出ていた一人の部下が、あわただしく駈け込んで来た。
「探偵長、また爆弾事件がありました」
「ほう? 何処に?」
「丁度ヘララ事件のあった同じ街です」
「え?」
「ヘララのアパートメントから半丁ばかり南のクロッツという人の家です」
「ふむ」
「昨晩何でもヘンリーという一人息子が大へんな怪我をしてフォーダム病院へ運ばれて行ったということでしたから、隣りの人たちに爆発の音を聞いたかと訊ねましたが、何も聞かないということでしたけれど、念の為に病院へ立寄って調べて見ますと、丁度、手術を終った所だといって、その外科医があってくれまし