Japanische Klassiker mit Furigana
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かいとうおう
怪塔王
海野 十三
Lesen Sie 怪塔王 (かいとうおう) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 167.635 Zeichen · 337 Bildschirme
「さあ、もういいだろう。そのへんで降参したがいいじゃないか」
「いやだ。天下無敵の怪塔王が、貴様のようなインチキ野郎に降参したり、この大事な怪塔をとられたりしてなるものか」
と、声の怪塔王はあくまで降参を承知しませんでしたが、そのうちに彼は急に何事かに気づいたという風に、
「おお、そうだ。貴様の空いばりは勝手だが、この怪塔は、そういつまでも深海の底にじっとしていることは出来ないんだぞ。ある時間が来ると、自然爆発をするようになっているんだ。貴様は、それでも驚かないと言うのか」
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『声』の怪塔王と『顔』の怪塔王とは、機械を中にはさんで、やはり睨みあっています。いまはどっちも機械の方に近づくこともできず、そうかと言って後へさがることもできません。どうしてもここで相手を降参させてしまわないと、食事をとることさえもできないのです。
どっちの怪塔王も、もう何食もたべないので、おなかはぺこぺこです。
黒人はどっちにつこうかと困っていますが、おなかの方は大丈夫です。なぜって黒人は、長期にわたって円筒のなかに暮せるようにと、あらかじめ食料品と水をもちこんでいました。