Japanische Klassiker mit Furigana
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かいとうおう
怪塔王
海野 十三
Lesen Sie 怪塔王 (かいとうおう) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 167.635 Zeichen · 337 Bildschirme
「おや上官、麻綱がぷすぷすくすぶりだしましたぞ」
「なんだ、麻綱がとうとう燃えだしたか」
怪塔ロケットの金属壁が、とろとろとけているくらいですから、そのあたりの温度はたいへんあつくなって、やがて麻綱がぷすぷすとくすぶりだしたのです。これはいけないとみまもっているうちに、ついに麻綱は、赤い焔をあげてめらめら燃えだしました。
7
さあたいへんです。
怪塔ロケットと青江機とをつなぐ麻綱が、めらめらと燃えだしたものですから、さあ、たいへんなことになりました。
小浜兵曹長は、本隊司令へ無電報告をするため、電鍵をたたきつづけていましたが、このありさまを見て、
「うむ、やっぱり燃えだしたか。怪塔ロケットは、こっちの飛行機をきり離して逃げていく気だぞ。もういけない。おい青江、エンジンをかけろ。大いそぎだ!」
と、ふたたびエンジンをかけて飛行の用意をいいつけました。
「はい、エンジンをかけます」
青江三空曹は、すぐさまその命令をくりかえして発火装置をまわしました。
すると、ふたたびばくばくたるエンジンの音がきこえだし、機体がぐっとうきあがってまいりました。
「おい青江、麻綱はいよいよ切れそうになったぞ。