Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

かいとうおう

怪塔王

海野 十三

Lesen Sie 怪塔王 (かいとうおう) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 167.635 Zeichen · 337 Bildschirme

Aozora Bunko

怪塔ロケットを追うどころではありません。

2

「ずいぶん海上生活もしたが、こんな荒天にあったのははじめてだ」

小浜兵曹長は、篠つく雨の中に愛機を操縦して、海上すれすれに飛びつづけます。

「はて、ここは一たいどこの海面かしら」

太平洋であることはわかっていますが、太平洋といってもたいへんひろいですからねえ、コンパスを見ても、方角はわかりますが、自分が今いる場所まではわかりかねます。こういうときには、無線ビーコンというものを受信すると、ちゃんと今いる場所がわかるのです。無線ビーコンは、無電灯台というところから、その灯台の名を無電で送っているものなのです。

小浜兵曹長は、うしろの座席にある受信機のスイッチをいれました。そして受話器を、耳にあててみました。

ところが、いつまでたっても、受話器からはなんの音もはいって来ません。

「これは変だなあ。スイッチはちゃんとはいっているのに、なぜ聞えないのだろう」

いろいろとやってみましたが、どうしても聞えません。ざんねんながら、受信機は故障になっていることがわかりました。

「さあ弱った。今どこを飛んでいるんだか、さっぱりわからなくなったぜ」