Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かいとうおう

怪塔王

海野 十三

Lesen Sie 怪塔王 (かいとうおう) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 167.635 Zeichen · 337 Bildschirme

Aozora Bunko

その跡をつけていきますと、奥の隅っこにあるテーブルの上につづいていました。

テーブルの上にも、下にも、血はたくさんこぼれていました。そのうえ、テーブルの下には、血にそまったズボンが一つ落ちていました。

「あっ、こんなものが――」

と、一彦がとりあげてみますと、ズボンはひどく血によごれ、そしてナイフかなんかで切ったらしくずたずたにひきさいてありました。

「どうした一彦君。なに、血ぞめのズボンがあったというのか」

塩田大尉は、かけつけるなり、そのズボンをとりあげて、電灯の光の下でじっとながめていましたが、さっと顔色をかえ、

「あっ、これは見覚えがある縞ズボンだ。いつも大利根博士は、この縞ズボンをはいていられた! すると博士は……」

一彦の探偵眼

1

怪塔王というふしぎな人物のために、軍艦淡路をこわされたり、飛行機をうちおとされたりしたものですから、わが海軍は、いよいよこれは一大事と怪塔王を本式に討伐することになりました。

なにしろめずらしい新兵器をもっている怪塔王を相手とするのですから、その作戦もなかなかたいへんです。

まず第一におしらせしなければならぬことは、秘密艦隊というものが編成されたことです。