Japanische Klassiker mit Furigana
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かいとうおう
怪塔王
海野 十三
Lesen Sie 怪塔王 (かいとうおう) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 167.635 Zeichen · 337 Bildschirme
「うん、そうだ。この上の洞窟の中に、監禁してあるのだ」
3
大利根博士が、この島に監禁されているときいて、帆村探偵も、小浜兵曹長も、おどろいたり、またよろこんだりした。
「では、早く案内しろ」
怪塔王の横には、帆村探偵がつきそい、そのうしろからは、小浜兵曹長が殺人光線灯をもってつき従った。万一、怪塔王が逃げようとすれば、すぐこの殺人光線灯をかけるつもりだった。
怪塔王は、坂道をのぼると、例の洞窟の中へはいった。中はうすぐらく、その下には、あのおそるべき海底牢獄がある。
「怪塔王、貴様は博士を海底牢獄にほうりこんだな。ひどい奴だ」
「いや、海底牢獄ではない。この洞窟の中に、別に大きな部屋があるのだ。さあ、この岩のわれ目からはいっていくのだ。天井が低いから、頭をぶっつけないようにしたまえ」
「なに、頭をぶつけるなというのか」
帆村と小浜は、ついその言葉に釣られて、はっと上を見た。そのとき二人の眼は、怪塔王の身体から放れて、真黒な岩天井にうつった。それこそ、すっかり怪塔王の思う壺にはまったのであった。博士を種に、二人はここまで引出されたのだ。
「えいっ」