Japanische Klassiker mit Furigana
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かいむ
怪夢
夢野 久作
Lesen Sie 怪夢 (かいむ) von 夢野 久作 (ゆめのきゅうさく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 11.100 Zeichen · 23 Bildschirme
貴方がお探しになっているオーラス丸の船長夫婦と……一人の女の児と……一人の運転手と……三人の水夫の死骸なのです。……今、貴方とお話したのは船長で、妾はその妻なのです。おわかりになりまして……。それから一番最初に貴方をお呼び止めしたのは一等運転手なのです」
「……聞いてくんねえ。いいかい……おいらは三人ともオーラス丸の船長の味方だったのだ」
と別の錆び沈んだ声が云った。
「……だから人非人ばかりのオーラス丸の乗組員の奴等に打ち殺されて、ズックの袋を引っかぶせられて、チャンやタールで塗り固められて、足に錘を結わえ付けられて、水雑炊にされちまったんだ」
「……………」
「……それからなあ……ほかの奴らあ、船の破片を波の上にブチ撒いて、沈没したように見せかけながら、行衛を晦ましちまやがったんだ」
「……………」
「……その中でも発頭人になっていた野郎がワザと故郷の警察に嘘を吐きに帰りやがったんだ。タッタ一人助かったような面をしやがって……ここで船が沈んだなんて云いふらしやがったんだ……」
「ホントウよ。オジサン……その人がお父さんとお母さんの前で、妾を絞め殺したのよ。