Japanische Klassiker mit Furigana
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かいせいガン
怪星ガン
海野 十三
Lesen Sie 怪星ガン (かいせいガン) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 113.544 Zeichen · 227 Bildschirme
うつくしい流線形をした巨体。後部には、軸に平行に十六本の噴気管がうしろへ向かって開いている。
頭部の一番先のところが半球形の透明壁になっていて、その中に操縦室がある。その広さは十畳敷ぐらいあるというから、このロケット艇はかなりの巨体であることがわかろう。
出発のときは、胴体から引込み式の三脚をくりだして、これによって滑走した。そのとき、やはり胴体から水平翼と舵器が引き出されて、ふつうの飛行機とどうように地上を滑走した。
もちろんプロペラはないから、尾部からはきだす噴気の反動によって前進滑走した。そしてある十分なスピードにたっしたとき、艇は空中に浮かびあがり、それから、足と翼と舵器とをそろそろ胴体のなかにしまいこむ。
一等むずかしい仕事は、スピードをだんだんあげていくその調子であった。スピードをそろそろあげていたのでは、目的地へたっするのにたいへん年月がかかって、搭乗員はみんな老人となり、ついにはみんな死んでしまわなくてはならない。
そうかといって、あまりスピードをあげる割合いを――このことを『加速度のあげ方』ともいう――その割合いをきゅうにすると、搭乗員の内臓によくないことが起こる。