Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かいせいガン

怪星ガン

海野 十三

Lesen Sie 怪星ガン (かいせいガン) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 113.544 Zeichen · 227 Bildschirme

Aozora Bunko

ハイロは、もう一度ねんをおした。そしてまんいち監視隊員に見つかったときは、三根夫は口がきけず耳が聞こえないということにし、ハイロが監視隊員に口をきくから、そのつもりでと、三根夫にいいふくめた。それから階段をのぼりはじめたのである。

その階段は、螺旋形にねじれて上へあがっていくようになっていた。階段のはばはかなり広かった。それをのぼりながら三根夫は壁がどんな材料でつくってあるのか注意して見た。その材料は、吊り橋や天井と同じ材料でできていると思われた。灰色だった。ちょっと指さきでさわってみた。つめたいかと思いのほか、なまあったかかった。そして弾力が感じられた。

(やはり、樹脂製らしい。しかしこんなに丈夫な樹脂にお目にかかるのははじめてだ)

地球にある樹脂とはだいぶちがって、高級品だった。階段の高さは、三十メートルより低くはないと思われた。この三十メートルは同時にこの天蓋の厚さでもあった。すばらしく厚い天蓋だ。

その天蓋が、するすると伸びていって大空をおおったのを見たのだ。こんな厚いものが、どうしてあのような速さで伸びていったのであろうか。そのふしぎな謎は天蓋の構造にかかっているのだ。