Japanische Klassiker mit Furigana
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きょうりゅうとう
恐竜島
海野 十三
Lesen Sie 恐竜島 (きょうりゅうとう) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 98.662 Zeichen · 199 Bildschirme
このことは二人にとって大損失だった。
地震がもう起らなくなったので、二人はようやく手をといて、立ち上った。
「いやなところだね。赤道の附近には火山脈が通っているんだが、この島もその一つなのかなあ」
ラツールは首をひねった。
「しかしラツールさん。地震にしては、へんなところがありますねえ」
玉太郎がいった。
「へんなところがあるって。なぜ?」
「だって地震は、たいてい一回でおしまいになるでしょう。何回もつづく場合は、はじめの地震がよほど大きい地震でそのあとにつづいて起る余震は、どれもみなくらべものにならないほどずっと小さい地震なんでしょう。ところがさっきの地震は、そうでなかったですね。どの地震も同じくらいの強さの地震だったでしょう。だからへんだと思ったんです」
玉太郎は、地震が名物の日本に、いく年かを暮したことがあって、地震の常識をしっていた。
「ふーン。どうかねえ」
ラツールは首を左右にふった。彼には、わからなかった。
そのとき二人の注意を急にうばったものがあった。ポチのわんわんとほえる声だった。
それは遠くの方であった。二人は顔を見あわせた。
「ポチは、あやしいものを見つけて、ほえているんですよ」