Japanische Klassiker mit Furigana
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きょうりゅうとう
恐竜島
海野 十三
Lesen Sie 恐竜島 (きょうりゅうとう) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 98.662 Zeichen · 199 Bildschirme
こうして二人の気のついたことは、この崖みたいなものは火山でできたものではなく(硫黄くさくないから)地震でできたものでもなく、たしかに人間がやった土木工事であることをたしかめた。
しかしその土木工事は、最新式のブルトーザなどという土木機械を使ったものでなくて、原始的な方法、つまり人間を大ぜいあつめて、もっこに土をいれたり石をのせたりしでかつぎあげるといった、方法をとったにちがいないのだ。
それにしてもふしぎなのは、今この島に、だれもいないし、土木工事に使った道具も見あたらないことだ。
「なぜこんな崖をつくったんだろうか。いみが分らない」
「それなら、崖の上までのぼって見てはどうでしょうか。上に行くと、きっとなにかありますよ」
「なるほど。崖というものは、下より上の方が大切なのかもしれない。じゃあ、のぼってみよう」
その後ポチの声がしないので、ポチのはいりこんだ穴をさがすことはあとまわしとして、玉太郎はラツール記者とともに、崖の斜面をはいのぼっていった。
しばらくのぼったとき、ぽつッと冷いものが玉太郎の顔をたたいた。
「おやあ」と上を見ると、いつの間にか空が鼠色の雲でひくくとざされている。