Japanische Klassiker mit Furigana
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きょうりゅうとう
恐竜島
海野 十三
Lesen Sie 恐竜島 (きょうりゅうとう) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 98.662 Zeichen · 199 Bildschirme
朝やけの美しい空に、自然児としてのほこりを感ずることもあったし、夕映えのけんらんたる色どりの空をあおいで、神の国をおもい、古今を通じて流れるはるかな時間をわが短い生命にくらべて、涙することもあった。
航路は三日以後は熱帯に入り、それからのちはほとんど赤道にそうようにして、西へ西へと船脚をはやめていたのだ。
とつぜんおそろしい破局がやってきたのは、サンフランシスコ出港後第十三日目のことであった。たぶん明日あたり、ニューアイルランドの島影が見えはじめるはずだった。それが見えれば、本船は、その尖端のカビエンの町を左に見つつ南方へ針路をまげ、そして島ぞいにラボール港まで下っていくことになっていたのだ。
いや、カビエンもラボールの話も、今はむだである。わがモンパパ号は、カビエンもラボールも、どっちの町も見はしなかったのだ。それどころか、ニューアイルランドの島かげさえ、ついに見ることがなかったのだ。
おそろしい破局が、それよりも以前に来たのである。モンパパ号は、深夜の海に一大音響をあげて爆沈しさったのである。
そのときのことを、すこしぬきだして、次に記しおく。