Japanische Klassiker mit Furigana
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きょうりゅうていのぼうけん
恐竜艇の冒険
海野 十三
Lesen Sie 恐竜艇の冒険 (きょうりゅうていのぼうけん) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 10.806 Zeichen · 22 Bildschirme
戸がすいているから、鍵をかけても開くんだもの」
ぼくたちは、大急ぎでそれを箱の中にしまった。そしてあとでボーイが支配人をつれて、ぼくの部屋へおそるおそるやって来たときには、ちゃんと片づいていた。ぼくたちはボーイが夢を見ながらこの部屋へ来て、大怪物を見たような気がしたのだろうといって、追いかえした。
しかし、こうなると、この荷物をあまり永くホテルへはおいておけない。そこでその夜、ぼくたちはこの荷物を海岸のギネタ船渠の構内にあるぼくたちの潜水艇の中へはこびいれた。あいにく月はない。月は夜中にならないと出ない。
ぼくたちは、その夜、この豆潜の中で眠った。
夜明けの二時間前である午前三時に、ぼくたちは起き出た。片われ月が空にかかっている。その光をたよりにぼくたちは、恐龍の首をマストにとりつけた。
夜明けをあと三十分にひかえて、ぼくたちは恐龍号の昇降口をぴったりと閉め、そしていよいよ出港するとすぐ潜航にはいった。ずっと沖合へ出てから浮上した。
艇長と見張番とを、二人で、かわるがわるすることにした。はじめはサムが艇長で、ぼくが見張番をやった。
見張番は双眼鏡で、水平線三百六十度をぐるっと見まわして、近づく船があるかと気をつけるのだ。