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Japanische Klassiker mit Furigana

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きょうりゅうていのぼうけん

恐竜艇の冒険

海野 十三

Lesen Sie 恐竜艇の冒険 (きょうりゅうていのぼうけん) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 10.806 Zeichen · 22 Bildschirme

Aozora Bunko

「ここもだめじゃないか」ぼくがいった。

「いや、気永に待たなくちゃだめだよ。世界中の汽船がここに集まってくるわけのものじゃあるまいし、もっとがまんすることだ」

と、サムは大人のような口をきいた。

しかし、彼もやっぱりつまらんと見え、その日帰航の途についたとき、

「まだ、店開きをやっていないんだから、これから小さな船でもなんでも見つけ次第、一度おどかしてみようじゃないか」と、いった。

「うん、それがいい。よし、第一の犠牲船を見つけてやるぞ」

ぼくは見張りについた。

港まで、あと海上三マイルというところで、ぼくは五、六艘のカヌーが帆を張って走っているのを認めた。一日の漁をおえてギネタの港へもどっていく現地人の舟であった。

「見つけた。六隻よりなる船団!」

「えっ、六隻よりなる船団だって。おい、よく見ろよ。それは艦隊じゃないのか。艦隊をおどかしたら、大砲やロケット弾でうたれて、こっちはこっぱみじんだぞ」

サムはおそれをなしている。

「よく見た。六隻よりなる船団なれども……」

「なれども――どうした」

「帆を張った現地人のカヌーじゃ」

「なんだ、カヌーか。カヌーじゃ、おどかしばえもしないが、店開きだから、やってみよう」