Japanische Klassiker mit Furigana
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きょうりゅうていのぼうけん
恐竜艇の冒険
海野 十三
Lesen Sie 恐竜艇の冒険 (きょうりゅうていのぼうけん) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 10.806 Zeichen · 22 Bildschirme
そして、かねての手筈どおりやった。すぐさま恐龍号は潜航にうつり、カヌー舟団を追い越した。そして、ぬーっと浮上にうつったのである。恐龍はかま首をもたげ、ゆらゆらとふりながら、現地人の、カヌーをにらみつけた。
どぼん、どぼん。ばたん、ばたん。
きゃーっ。きゃきゃーっ。
えらいさわぎだった。現地人たちは、手にしたかいをほうり出し、大急ぎで海中にとびこんだ。
ぼくたちは、潜望鏡でこの有様を見て、おかしくて涙が出て、とまらなかった。
あまり永く恐龍の姿を出していると、正体を見破られるおそれがあるので、いい加減に潜航にうつった。
いたずらの祟り
大汽船グロリア号に出会ったのは、その翌日のことだった。
「おう。来るぞ来るぞ。こっちへ来る。でかい汽船だ。一万トン以上の巨船だ」
サムが見張番だったが、えらい声をあげた。そこで急ぎ潜航に移った。
あとは潜望鏡だけで覗いている。
巨船は、何にも知らず近づいて来るようである。
「ねえサム。あの汽船は、きっといい望遠鏡を持っているだろうから、遠くの方で浮きあがって、近くへ寄らないのがいいだろう」
「うん。しかし、あまり遠くはなれては、相手の方で恐龍の存在に気がつかないかもしれない。