Japanische Klassiker mit Furigana
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てしごとのにほん
手仕事の日本
柳 宗悦
Lesen Sie 手仕事の日本 (てしごとのにほん) von 柳 宗悦 (やなぎむねよし) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 116.621 Zeichen · 235 Bildschirme
表装の技は誠に日本において完成せられたといってもよく、微妙な腕前を示すのみならず、優に一つの創作にまで達します。寸法の割出しは既に法則をすら生みました。
京都は名にし負うお寺の町であります。二千ヵ寺もあると聞きます。ほとんど凡ての大本山がここに集ります。浄土宗の知恩院や百万遍、真言宗の東寺や智積院、真宗の両本願寺、禅宗の南禅寺や妙心寺や大徳寺、時宗の歓喜光寺、天台宗の妙法院や延暦寺。加うるに由緒の深い寺刹がどれだけあるでありましょうか。従ってそれらのお寺や信心に篤い在家で用いる仏具の類や数は並々ならぬものでありましょう。概していいますと、江戸時代は仏教藝術の末期で、見るべきものが少く、仏具もその影響を受けて、いたずらに装飾を過ごしました。門徒宗のお厨子の如きは贅を尽したものが作られました。しかし数ある仏具の中には簡素で健実なものがないわけではありません。真鍮製の燭台だとか仏飯器などには雄大な感じさえするものを見かけます。あるいは漆器の経机や経箱、過去帳、または応量器だとか香炉台だとか、あるいはまた過去帳台とか位牌だとかに、しばしば優れた形や塗のものに廻り会います。