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Japanische Klassiker mit Furigana

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そうわ

挿話

徳田 秋声

Lesen Sie 挿話 (そうわ) von 徳田 秋声 (とくだしゅうせい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 26.544 Zeichen · 53 Bildschirme

Aozora Bunko

の越後獅子をのぞいたほか、三つとも揃って大物であることが判って、その盛りだくさんなのにいくらか興味を感じたので、つい一桝おごることにしたのであった。

森さんが電話をかけてくれた時分には、場所はたいてい約束済みになっていた。そして桝が四人詰であったところから仲間を誰れと誰れとにしようかと、そんな評定をしているうちにお絹が少し困った立場に立つことになってきた。女たちが三人行くことになれば、辰之助には気の毒なことになるし、辰之助を誘えば、誰かが一人ぬけなければならなかった。

「京ちゃんは自分で行けばいいのに」お絹は蔭で言ってはいたが、やはりお義理があるらしいので、面と向かっててきぱきしたことは言えなかった。

「辰之助が当然遠慮していいんだ。東京でいいものを見てきたのだから」道太は言った。

「そやそや、どっちか一人ぬければいいわけだわ。姉さん京ちゃんにそう言ったんですか」おひろは言った。

「私何だってそんなこと言うもんですか。でも京ちゃんはいっしょに行くことに決めているさかえ」

「だからいいじゃないか。辰之助にそう言っておけば」

「それも工合がわるい。あの人もいっしょに行くつもりにしているのやさかえ」