Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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まさちゃんとあかいりんご

政ちゃんと赤いりんご

小川 未明

Lesen Sie 政ちゃんと赤いりんご (まさちゃんとあかいりんご) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 3.977 Zeichen · 8 Bildschirme

Aozora Bunko

田舎のおばあさんから、送ってきたりんごがもう二つになってしまいました。

「政ちゃんなんか、一日に三つも、四つも食べるんだもの。」

「僕なんか、そんなに食べやしない。勇ちゃんこそ三つも四つもたべたんだい。」

二人は、いい争いました。そして、残った二つのりんごを、どちらが大きいか、めいめいでにらんでいました。

一つは、いくぶんか大きいが、色が青かったのです。一つは、小さいが、赤くて美しく見えました。

「僕、この大きなほうを取ろうや。」と、弟の政ちゃんが、すばしこく手を出して、大きなりんごを握ろうとしました。

「それは、おれのだい。」

兄の勇ちゃんは、政ちゃんの小さな手でつかんだ、りんごを奪ってしまいました。

さあ、たいへんです、二人は、そこでつかみ合いがはじまりました。畢竟、年の少ない政ちゃんは、かないませんでした。

「お母さん、僕のりんごを兄さんが奪ってしまったんですよ。」

泣きながら、政ちゃんは、お母さんのところへ訴えてゆきました。

「うそですよ、お母さん。僕は、大きいから、大きいのを取ったのです。政ちゃんは、小さいから、小さいのを取るのがあたりまえなんですね。