Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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まさちゃんとあかいりんご

政ちゃんと赤いりんご

小川 未明

Lesen Sie 政ちゃんと赤いりんご (まさちゃんとあかいりんご) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 3.977 Zeichen · 8 Bildschirme

Aozora Bunko

」

政ちゃんは、この赤いりんごから、たいへんなことが起こったものだと、りんごを拾って、かばんの中に入れてしまいました。

小野が、教壇の上に立たされて、頭をかいていると、女の尾沢先生が、山田をつれて教室にはいってこられました。

「これから気をつけて、騒がないといいますから、どうぞ、こんどだけは、許してあげてくださいまし。」と、あやまってくださいました。

「もう、きっと気をつけるね。じや、尾沢先生に、お礼を申しなさい。」と、先生は、山田にいわれました。

山田は、顔を赤くして、頭を下げました。そして、山田だけは、お席にはいって、みんなといっしょに勉強することを許されたけれど、小野は、先生のいうことをきかなかったばかりで、時間の終わるまで、そこに立たされていました。

「勇ちゃん、りんごをあげようか。」

学校から帰ると、政ちゃんはいいました。

「りんご?」といって、勇ちゃんは、かけてきました。

「きのうのりんごじゃないか。政ちゃんは、どうして食べないのだい。」

「どうしても、僕たべたくないのだ。」

「おかしいな。」

お母さんも、赤いりんごをごらんになって、

「ほんとうに、くいしんぼうの政ちゃんが、どうしてたべなかったの。