Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かたきうちふだしょのれいげん

敵討札所の霊験

三遊亭 円朝

Lesen Sie 敵討札所の霊験 (かたきうちふだしょのれいげん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 125.950 Zeichen · 249 Bildschirme

Aozora Bunko

家はねえてえ村中の評判でございますよ、へえ御免なさいよ」

やま「さアお掛けなさい、何か御用でございますか」

傳「へえ姉様まアね藪から棒に斯んな事を申しては極りが悪うございますが、頼まれたからお前さんの胸だけを聞きに来ましたが、あの大滝の不動様へお百度を踏みにいらっしゃいますね」

やま「はい」

傳「今日お百度を踏んで帰んなさる時、葮簀張の居酒屋でそれ御ぞんじでげしょうね、詰らねえ物を売る、彼処にね腰を掛けて居た、黒の羽織を着て大小を差し色の浅黒い月代の生えた人柄の宜い旦那をごらんなすったか」

やま「はい私は何だか急ぎましたから、薩張存じません」

傳「彼の方は元お使番を勤めた櫻井監物の家来で、柳田典藏と仰しゃる大した者、今は桑名川村へ来て手習の師匠で医者をしてそれで売卜をする三点張で、立派な家に這入って居て、これから追々田地でも買おうと云うのだが、一人の身上では不自由勝だから、傳次女房を持ちてえが百姓の娘では否だが、聞けば何か此方の姉さんは元武士のお嬢さんで、今は御運が悪くって山家へ這入って居る様子だが、彼の姉さんを嫁に貰えてえが傳次お前は同じ村に居るなら相談して貰いてえと頼まれましたが、そうすれば弟御様は一緒に引取り、先方で世話をしようと云う、お前さんも弟様も仕合せで、此の上もねえ結構な事、お前さんの為