Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かたきうちふだしょのれいげん

敵討札所の霊験

三遊亭 円朝

Lesen Sie 敵討札所の霊験 (かたきうちふだしょのれいげん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 125.950 Zeichen · 249 Bildschirme

Aozora Bunko

遊女をなぜ己に出した」

藤「あいた……これはあなた気が遠くなります、お助け下さい、死にます」

善「これ/\水司、あれほど云うに分らぬか、若い者を打擲して殺す気か、痴けた奴だ、左様なる事をすると武田へ云ってしくじらせるが何うか、これ此の手を放さぬか/\」

と云いながら十三間の平骨の扇で続け打にしても又市は手を放しませんから、月代際の所を扇の要の毀れる程強く突くと、額は破れて流れる血潮。又市は夢中で居ましたが、額からぽたり/\血が流れるを見て、

又「はアお打擲に遇いまして、手前面部へ疵が出来ました」

善「左様なまねをするから打擲したが如何致した、汝はな此の後斯様な所へ立廻ると許さぬから左様心得ろ、痴呆め、早く帰れ/\」

又「何も心得ません処の田舎侍でござって、一つ屋敷の侍が斯様なる所へ来て恥辱を受けますれば、その恥辱を上役のお方が雪いで下さることと心得ましたを、却って御打擲に遇いまして残念でござりまする、只今帰るでござる、これ女ども袴と腰の物を是へ持て」

と急に支度をしてどん/\/\/\と毀れるばかりに階子を駈下りると、止せば宜いに小増を始め芸者や太鼓持まで又市の跡を付けて来まして、