Japanische Klassiker mit Furigana
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かたきうちふだしょのれいげん
敵討札所の霊験
三遊亭 円朝
Lesen Sie 敵討札所の霊験 (かたきうちふだしょのれいげん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 125.950 Zeichen · 249 Bildschirme
ア……父は達者かえ」
五十三
繼「はいそれに就いてはお婆さん種々訳が有って来ましたが、何卒早く兄さんに逢いたいものでございます」
婆「おゝ正太郎かえ、あの正太郎には痩るほど苦労をしただ、その訳と云えば、あの野郎を連れて来て堅気の商人へ奉公に遣り、元の様な大い家を拵えさせたいと思って奉公に遣ると、何処へ遣っても直に駈ん出して惰けて仕様がない、そうしてる中に己あ家でこれ些とべい土蔵という程でもないが、物を入れる物置蔵ア建てようと云って職人が這入ってると、その職人と馴染になって職人に成りたいと云うから、それじゃア成んなさいと云うので、京橋の因幡町の左官の長八と云う家へ奉公に遣っただ、左官でも棟梁になりゃア立派なもんだと云うから、奉公に遣った所が、職人の事だから道楽ぶちゃアがって、然うして横根を踏出しやアがって、婆さま小遣を貸せと云うから、小遣は無いと云うと、それじゃア此の布子を貸せと云ってはア何でも持出して遣い果した後で、何うにも斯うにも仕方が無いが、まア真実の甥だからと云って文吉も可愛がって居たゞが、嫁の前も有るから一寸小言を云うと、それなり飛出しやアがって、丁度三年越し影も形も見せないから、本当に仕方が無い