Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かたきうちふだしょのれいげん

敵討札所の霊験

三遊亭 円朝

Lesen Sie 敵討札所の霊験 (かたきうちふだしょのれいげん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 125.950 Zeichen · 249 Bildschirme

Aozora Bunko

婆「是も己がの孫だよ」

百「婆さま、お前はまアえらく孫が幾人も有るなア……然うだ、己アもう忘れたが、アんたア云う通りの名前だっけ、あんたア宜く知ってるなア」

繼「それだよお婆さん」

婆「まあ然うかえ」

繼「本当だよ、観音様の御利益は有難いもの、本当に豪いもんだねえ」

百「えゝそりゃア実に豪いもんで、もう少しで忰もぶち斬られる所だったが……後で泥坊をお調べになったら、一人は浪人者で極悪い奴だ、何とか云った、元は櫻井の家来で、それからが化物のような名前で、柳の木の幽霊、細い手の幽霊いや柳の木に天水桶か、うんそうじゃない、浪人者は柳田典藏で、細い手と云うのは勇治とかいう胡麻の灰という事が分って、お処刑に成ると云う話だ」

婆「……おいこれえ待て/\、これえ待たねえか、汝が二人駈出しても文吉が帰って来ないば、向うは泥坊を生捕るくれえな又市だから、汝が駈ん出してもか細い腕で遣りそこなっては成んねえが、これ/\待っちろ、文吉が帰ったら相談ぶって三人で往けよ…」

と云ったが敵に逃げられては成らぬと云うので富川町の斯々斯々と聞くや否や飛立つばかりの喜びで、是から直ぐに巡礼の姿に成って、苞の中へ脇差を仕込み、是を小脇に抱え込んで飛出し、深川富川町の按摩の家へ、山之助お繼が飛込みまして、愈々猿子橋の敵討に相成り