Japanische Klassiker mit Furigana
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かたきうちふだしょのれいげん
敵討札所の霊験
三遊亭 円朝
Lesen Sie 敵討札所の霊験 (かたきうちふだしょのれいげん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 125.950 Zeichen · 249 Bildschirme
と云って人が駈けて通るから山平は驚きまして、
山「これ何を、それ大小を出しな」
きん「何でございますえ」
山「何でも宜しいから大小を……きんやお前此処に居て…お前居ておくれ、二人往かなければならんから留守居をして」
金「何うなすったんでございますえ」
山「何うなすった所じゃア無い何うでも宜しいから早く」
と是れから裾を端折って飛出したが、此方は余程刻限が遅れて居ります。お話は元へ戻りまして、お繼が親の敵と切りかけました時は水司又市も驚いて、一間ばかり飛退って長いのを引抜き、
又「狼藉者め」
と云うと往来の者はどやどや後へ逃げる、商人家ではどか/\ッと奥に居たものが店の鼻ッ先へは駈出して見たが、少し怖いから事に依ったら再び奥へ遁込もうと云うので、丁度臆病な犬が魚を狙うようにして見ている。四辺は粛然として水を撒いたよう。お繼は鉄切声、親の敵と呼んで振冠ったなり、面体も唇の色も変って来る。然うなると女でも男でも変りは無いもので、
繼「私を見忘れはすまい、藤屋七兵衞の娘お繼だ、汝は永禪和尚で、今は櫻川又市と云おうがな」
と云う其の声がぴんと響く。