Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かたきうちふだしょのれいげん

敵討札所の霊験

三遊亭 円朝

Lesen Sie 敵討札所の霊験 (かたきうちふだしょのれいげん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 125.950 Zeichen · 249 Bildschirme

Aozora Bunko

おきんも山平も安心して、

きん「宜く仰しゃいました、それで何うでも成ります、またねえ時々お逢い遊ばす工夫もつきますから」

と漸く身上の相談をして、お照は宅へ帰って、得心の上武田重二郎を養子にした処が、お照は振って/\振りぬいて同衾をしません。家付の我儘娘、重二郎は学問に凝って居りますから、襖を隔てゝ更るまで書見をいたします。お照は夜着を冠って向うを向いて寝てしまいます。なれども武田重二郎は智慧者でございますから、私を嫌うなと思いながらも舅姑の前があるから、照や/\と誠に夫婦中の宜い様にして見せますから、両親は安心致して居ります中、段々月日が立ちますと、お照は重二郎の養子に来る前に最う身重になって居りますから、九月の月へ入って五月目で、お腹が大きく成ります。若い中は有りがちでございますから、まア/\淫奔は出来ませんものでございます。お照は懐妊と気が付きましたから何うしたら宜かろう、何うかお目にかゝり相談を為たいと、山平へ細々と手紙を認め、今日あたりきんが来たらきんに持たせてやろうと帯の間へ挿んで居りましたが、何処へ振落しましたか見えませんから、又細々と文を認めおきんに渡し、それから直におきんより山平へ届けましたので、九月二十日に団子茶屋へ打寄ったが、此の時は山平は真青になりました。