Japanische Klassiker mit Furigana
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かたきうちふだしょのれいげん
敵討札所の霊験
三遊亭 円朝
Lesen Sie 敵討札所の霊験 (かたきうちふだしょのれいげん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 125.950 Zeichen · 249 Bildschirme
梅「旨いことを仰しゃること、あなた此の間の松魚節味噌ね、あれは知れませんから又て来ましょう」
永「あれか、旨かった、あれ宜えのう……一盃遣りなさい」
と一盃飲んでお梅に献す、お梅が飲んで和尚に献す。その中酒の酔が廻って来まして、
永「眞達は帰りませんわ、大門まで遣ったが、お梅はんお前もまア一昨年から前町へ来て、彼のようにまア夫婦暮しで宜く稼ぎなさるが、七兵衞さんは以前大家の人ですが、運悪く田舎へ来てなア気の毒じゃ、なれど此の高岡は家数も八千軒もある処で、良い船着の処じゃが、けれども江戸御府内にいた者は何処へ行っても自由の足りぬものじゃ、さぞ不自由は察しますぞよ……お梅はん私をお前忘れたかえ、覚えて居まいのう」
十六
梅「はい覚えてと仰しゃるは」
永「私の顔を忘れたかえ、十三年も逢わぬからなア」
梅「そうでございますか、じゃア旦那江戸にいらっしゃいましたことが有るの」
永「お前は以前根津の増田屋の小増という女郎だね」
梅「あれ不思議な、旦那何うして知れますの」
永「何うしたって、それは知れる、忘れもしない十三年前、九月の月末からお前の処へ私も足を近く通った、私は水司又市だが忘れたかえ」