Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
ひのあたるもん
日の当たる門
小川 未明
Lesen Sie 日の当たる門 (ひのあたるもん) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 4.641 Zeichen · 10 Bildschirme
「また、うちの門のところで騒いでいる。あすこは、よく日が当たるものだから、いいことにして、みんなあすこへきて、塀によりかかって、きれいにしておく石の上をよごしてしまう。どれ、ひとつどなってやろうか。」
おじいさんは、わざと勝手もとから、門の方へまわりました。そして、塀についている節穴から、外のようすをのぞいて見ました。すると、いま二人の小僧さんが顔を真っ赤にして、たがいに負けまいとして取り組んでいる最中でした。
「ははあ、やっているぞ。」と、おじいさんは、しかることを忘れてしまって、じっと、どちらが勝つか、負けるか、見とれていました。
「そうだ、そうだ、もうひと押しだ。」と、おじいさんは、自分でも力んでいました。そして、心に、五十年も昔に友だちと相撲をとったことを思い起こしたのです。
「そうだ、そうだ、うん、どちらもなかなか強いぞ。」と、口の中で、おじいさんは、いっていました。
二人の小僧さんは、どちらも力があって、いい勝負だったが、炭屋の小僧さんのほうが肥っているだけに体力がつづくとみえて、酒屋の小僧さんはへとへとになって、石畳の上へ倒れてしまいました。