Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
さるかにかっせん
日本の神話と十大昔話
楠山 正雄
Lesen Sie 日本の神話と十大昔話 (さるかにかっせん) von 楠山 正雄 (くすやままさお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 36.605 Zeichen · 76 Bildschirme
そのうちにくず屋は、「こうやって文福茶がまのおかげでいつまでもお金もうけをしていても際限のないことだから、ここらで休ませてやりましょう。」と考えました。そこである日文福茶がまを呼んで、
「お前をこれまで随分働かせるだけ働かして、おかげでわたしも大したお金持ちになった。人間の欲には限りがないといいながら、そうそう欲ばるのは悪いことだから、今日限りお前を見世物に出すことはやめて、もとのとおり茂林寺に納めることにしよう。その代わりこんどは和尚さんに頼んで、ただの茶がまのようにいろりにかけて、火あぶりになんぞしないようにして、大切にお寺の宝物にして、錦の布団にのせて、しごく安楽な御隠居の身分にして上げるがどうだね。」
こう言いますと、文福茶がまは、
「そうですね。わたしもくたびれましたから、ここらで少し休ませてもらいましょうか。」
と言いました。
そこでくず屋は文福茶がまに、見世物でもうけたお金を半分そえて、茂林寺の和尚さんの所へ持って行きました。
和尚さんは、
「ほい、ほい、それは奇特な。」
と言いながら、茶がまとお金を受け取りました。
文福茶がまもそれなりくたびれて寝込んででもしまったのか、それからは別段手足が生えて踊り出すというようなこともなく、このお寺の宝物になって、今日まで伝わっているそうです。