Japanische Klassiker mit Furigana
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さるかにかっせん
日本の神話と十大昔話
楠山 正雄
Lesen Sie 日本の神話と十大昔話 (さるかにかっせん) von 楠山 正雄 (くすやままさお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 36.605 Zeichen · 76 Bildschirme
」
とみんな口々に言って、腰をさすったり、肩をもんだりしていました。金太郎は、
「さあ、おれにまけてかわいそうだから、みんなに分けてやろう。」
と言って、うさぎと猿と鹿と熊をまわりにぐるりに並ばせて、自分がまん中に座って、おむすびを分けてみんなで食べました。しばらくすると金太郎は、
「ああ、うまかった。さあ、もう帰ろう。」
と言って、またみんなを連れて帰っていきました。
二
帰って行く道々も、森の中でかけっくらをしたり、岩の上で鬼ごっこをしたりして遊び遊び行くうちに、大きな谷川のふちへ出ました。水はごうごうと音を立てて、えらい勢いで流れて行きますが、あいにく橋がかかっていませんでした。みんなは、
「どうしましょう。あとへ引き返しましょうか。」
と言いました。金太郎はひとりへいきな顔をして、
「なあにいいよ。」
と言いながら、そこらを見まわしますと、ちょうど川の岸に二かかえもあるような大きな杉の木が立っていました。金太郎はまさかりをほうり出して、いきなり杉の木に両手をかけました。そして二、三度ぐんぐん押したと思うと、めりめりとひどい音がして、木は川の上にどっさりと倒れかかって、りっぱな橋ができました。