Japanische Klassiker mit Furigana
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あねがわのかっせん
日本合戦譚
菊池 寛
Lesen Sie 日本合戦譚 (あねがわのかっせん) von 菊池 寛 (きくちかん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 154.771 Zeichen · 313 Bildschirme
第一陣はこの宗茂、並びに弟高橋直正以下三千である。第二陣は、隆景旗下八千の兵、第三隊は小早川秀包、毛利元康、筑紫広門等五千、第四陣は吉川広家が四千の兵。総勢二万の大将は隆景である。秀家始め三奉行、黒田長政等も、各々順序を以って陣構えした。
先陣宗茂の部将小野和泉は、我に一将を副えて前軍と為せ、敵の斥候隊を打破ろう。斥候が逃げれば後続の大軍動揺するであろう。そこをつけ入るべしと勧めたから、宗茂は和泉に立花三左衛門を副えて前備とした。池辺竜右衛門進出で、我日本の戦闘は小人数の打合が多い。しかし明軍の戦の懸引は部隊部隊を以てして居る。これに対抗するには散兵戦では駄目である。と云うので、中備を十時伝右衛門、後備は宗茂と定った。準備は全く整った。その宵黒田長政例の水牛の角の甲を被って宗茂の陣に来り、一方を承ろうと云った。宗茂の軍、長政の勇姿を見て奮い立ったと云う。宗茂長政二人とも、二十五歳で、正に武将の花と云ってよかった。
正月二十六日の午前二時、宗茂の軍は、十時但馬、森下備中の二士に銃卒各数十人を率いさせて斥候に出した。この時坡州の李如松も亦出登して京城へ進軍しつつあった。