Japanische Klassiker mit Furigana
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にほんたんていしょうせつかいすんぴょう
日本探偵小説界寸評
国枝 史郎
Lesen Sie 日本探偵小説界寸評 (にほんたんていしょうせつかいすんぴょう) von 国枝 史郎 (くにえだしろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 5.856 Zeichen · 12 Bildschirme
既成文壇の四五の大家が、雑誌経営者に強要され、心ならずも誤って、探偵小説を作ったことがあった。幸か不幸か其一二篇は、相当立派なものであった。併しもう一度其人達に、誤って作れと云った所で、作ってくれる気遣いはない。兎角文壇の大家なるものは、お上品なことが好きである。兎もすれば下等視されようとする、なんで探偵小説家などへ、わざわざ成り下って来るものぞ。と云うことになって見れば、止むを得ず、新進作家なるものは、草莽の間から見付けなければならない。では厭でも小酒井不木氏、森下雨村氏、松本泰氏、こういう人達にお願いし、是非伯楽になって貰い、驥北の野でも散歩して貰い、所謂千里の駒なるものを、至急目付けて貰うより、他に手段は無さそうである。