Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 7.562 Zeichen · 16 Bildschirme
四日
キプリングの「ジャングル・ブック」もこうしてきかしてやればよいのだと気づいた。非常袋の中に私は忘れず太郎用の本一冊大人用の本一冊入れておこう、もしやけ出され野宿するときそんな本を朗読してきくような場合が決してないとは云えなかろう、そういう心くばりがこの一家における私の独自性であり芸術のありがたみでもあるわけだと思う。
午後、国府津へもって行ってもらう小さいカバンの中をつめる。
原稿紙も湯本いとさんあて送る。
戦争生命傷害保険が明日公表される。自分は入っておこうと思う。万一のことがあってもあちらで困らないように。永年の経験でその必要がわかる。ひとの世話というものはして貰おうとのぞむ方が無理というべし、親切というものは誰ももっているが、その限度は実に小さいものだから。つまりその日その日にそれ丈追われているのが皆の実状也。
窪鶴おとさたなし、留守つづきか。しかしかなりのものと思う。ともかく一年以上ぶりで自分でどうやらかいてやったのだから。
四日 木
G、きょうは元気なので手つだって貰いよい。栄さんに送るものすっかり揃える。夜余りつかれてよく眠れず。
五日