Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
にちろく
日録
山本 周五郎
Lesen Sie 日録 (にちろく) von 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 5.076 Zeichen · 11 Bildschirme
というアナウンスを聞き、失笑すべきか泣くべきか少なからず迷った。毎年のことながら、動員される学生諸君が気の毒でたまらない。
雨よ降れ、おまえは自然の生きていることを感じさせてくれる。
×月×日
この数日、仕事が少しも進まない。作中の人物がみんなそっぽを向いてしまい、梃でも動かないばかりか私に反抗しようとしているのである。原稿の終りでは沖也という主人公が、「――だらしがないぞ、きさまはまた人の助けによって窮地を脱した、自分でやったんじゃないぞ」と自責しているのだが、いまその主人公は私からそっぽを向き、「おれはそんなことは言わないぞ」とうそぶきたがっている、「そんなことを言うもんか、まっぴらだ」とも言いたそうなのである。ほかの登場人物も同様に、みんなそらを使って、よそ見をして、作者である私にさっぱり寄りつかない。与六という馬子がいるのだが、いっぱし偉ぶってつんとしているのである。よし、そうしていろ、きさまたちなんか一人残らずかき消してやることもできるんだぞ、と威してみるが、私が原稿料を欲しがっていることをかれらは知っているので、そんな威しには決して乗らない。