Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

めいじかいか あんごとりもの

明治開化 安吾捕物

坂口 安吾

Lesen Sie 明治開化 安吾捕物 (めいじかいか あんごとりもの) von Sakaguchi Ango (坂口 安吾) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 26.240 Zeichen · 52 Bildschirme

Aozora Bunko

由也のユスリの計画の方は実に見事に成功したのですね。そして彼は三枝子さんの屍体の最後の始末の方法は時田さんにも語らなかったのですが、彼は実に最初からそれを考えていたと思われる節があります。彼が裏庭の井戸へ石を投げこんだのは、屍体があると思わせて実は屍体がなく、それによって三枝子さんが自ら皿屋敷を偽装したと見せる方策でもありましたが、更にそれよりも重大な意味があった。それは、そこに改めて屍体を隠すためです。なぜなら、一番安全な隠し場所は、いったん警官が捜査したあとへ隠すに限る。二度と捜しはしないし、彼はたぶんその井戸が父母いずれかによって地下に隠されることを知っており、父母がそれを考えつかない時は自分がそれを暗示しても、結局そうなしうることを確信していたろうと思います。いったん警官が存分に捜した後に地下へ没して地上の形すらも失う井戸であるから、これぐらい完全な隠し場所はないでしょう。共同の秘密をにぎる時田すらもそれを知らないのです。かくて彼自身は永遠に安全でもあるし、永遠にユスることもできる。時田さんはいつ発見されるかも知れないよその縁の下の屍体に永遠にビクビクしなければならないのです。