Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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めいじかいか あんごとりもの

明治開化 安吾捕物

坂口 安吾

Lesen Sie 明治開化 安吾捕物 (めいじかいか あんごとりもの) von Sakaguchi Ango (坂口 安吾) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 26.713 Zeichen · 54 Bildschirme

Aozora Bunko

そして専門家が出張して鑑定の結果、黄金は二十二金。ほぼ純金ですね。無色透明で閃光を放つ玉はダイヤモンド。一見して百カラット以下のダイヤではなかったのです。西洋の物好きな富豪がそれを一見して五万円で買いたいと村の役場へかけあいに来たそうです。発掘品の価値が大きすぎて学界の問題になったから、村の一存で売買ができません。五万円という驚くべき大金を涙をのんでみすみす見逃さなければなりませんでした。けれども、もしもダイヤの品質がよいものならば、実はダイヤだけでも二十万や三十万以下ではないのです。なんしろ百カラット以下では有り得ないダイヤだというのですから、品質によっては五十万以上、もっと高額を望めます。百万円以上ですらも有りうるのです。ですが、それを見た人々は主として全く宝石の知識のない百姓たちが、全部でした。その人々は五万円におどろいただけで、仏像自体の真価は知りませんでしたが、一人の村人だけが真価を感づいたのでしょう。そして役場に保管されていた宝石づきの仏像だけがいつの間にか盗まれていたのです。ケンギは仏像の盗まれた二三日前から行方をくらましていた役場の小使の一色又六にかかったのです。