Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

はるはよみがえる

春はよみがえる

小川 未明

Lesen Sie 春はよみがえる (はるはよみがえる) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 5.577 Zeichen · 12 Bildschirme

Aozora Bunko

「おもしろいでしょうね。」と、わざとらしく、酒屋の主人は、あいづちを打ちました。

「なによりも、殺生とかけごとが、大好きだなんて、困った性分さ。」と、青服は、自分をあざけりながら、他人のいやがることを好むのが、近代的と思いこみ、かえって誇りとするらしく見えました。

「どれ、見せてください。あんたの鉄砲を。」

「おれんでない、家主のだよ。ただ打つのがおもしろいので、食べやしないから、みんな鳥は借り賃にやってしまうのさ。なんで、あのけちんぼが、ただで、銃なんか貸すもんか。」

「じゃ、鳥は、みんな家主さんに、やるんですね。」

「おとといだか、打ったもずをやると、すずめより、大きいって、喜んだよ。」

正吉が、それを聞いて、この男は、禁鳥でも打つのかと、おどろきました。彼が空気銃を持って歩くかぎり、小鳥たちにも、この町にも、平和はないという気がしました。

うぐいすの声を聞いて、画家をたずねてから、はや、二、三日たちました。いつも朝起きる時分に鳴いたのが、急にその声がしなくなりました。正吉は、なんとなく、不安を感じたのです。学校の休みを待って、心の引かれるまま、うぐいすのきた方角へ出かけてみました。