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Japanische Klassiker mit Furigana

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しゅんかしゅうとうりょうりおうこくじょにかえて

春夏秋冬 料理王国

北大路 魯山人

Lesen Sie 春夏秋冬 料理王国 (しゅんかしゅうとうりょうりおうこくじょにかえて) von 北大路 魯山人 (きたおおじろさんじん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 8.328 Zeichen · 18 Bildschirme

Aozora Bunko

「春夏秋冬 料理王国」序にかえて

簡単に言って、料理とは単に舌先だけで味わうものではなく、また弄ぶものでもない。

耳から、目から、鼻からと、様々な感覚を動員して、「美」と「味」の調和を楽しむものだと思う。

色どり、盛り方、取り合せ、材料の良否と、みな「美」と深い関連性をもって考慮されています。

栄養の効果という点からも「美」は見逃がせない役割を担っています。

「味」のことばかりを言って、その背後にある「美」の影響力に無頓着なのが、言って悪いが当代の料理人、料理研究所あたりの大方ではないでしょうか。

また、近ごろ出版される料理書の殆んどがこの点には全く無関心、食い足りないものばかりなのは嘆かわしい次第です。

料理を心底から楽しむ人は、まず第一に、料理の風情に重きを置き、環境を楽しみ、大切にいたします。食道楽の「楽」は、ここに至って始めて一人前と言えます。食通とても同じことです。

少し極端な言い方かも知れませんが、料理に「美」を求めぬ人は、当てがい扶持に満足する犬猫の類と同じだと言っても差支えないでしょう。

人々によって、もちろん楽しみの高さ低さは異なりましょう。従って、見解の相違もおのずから生じもしましょうが、なろうことなら、志を高くもって、料理を味わい、人間を高くしたいものです。