Japanische Klassiker mit Furigana
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しゅんせつのでわじのみっか
春雪の出羽路の三日
喜田 貞吉
Lesen Sie 春雪の出羽路の三日 (しゅんせつのでわじのみっか) von 喜田 貞吉 (きたさだきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 16.521 Zeichen · 33 Bildschirme
この踊はひとり自村の氏神祭のみならず、他村の氏神祭にも招かれて出かけて行くのだという。けだし田楽の遺物で、三月号に紹介した宇和島の鹿の子踊りや、豊橋の鬼祭のような類で、昔は各地に行われたものが、名を忘れて後もなおかく諸所に遺っているものと思われる。
松嶺の本町・新町には神楽がある。初め天狗の面を被ったものが出て、手に三叉鉾を持ち、足に高足駄をはいて、笛に合して種々所作事をする。次に神楽がある。大きな獅子を二人であやつり、一人はその頭を持ち、一人はその尻尾を持つといえば、これは普通の獅子舞らしい。
サイドウという道祖神の祭は、毎年正月十五日に、深い積雪の上で行われる。町が二つに分れて、血気の若者が足袋跣足鉢巻の出でたちで、双方大太鼓をいくつも担ぎ出して橇に載せ、削り懸けの撥を腰にさして、中央の大橋で出合って互いに通過を争うのであるそうな。その争いは至って元気のよいもので、ためにしばしば怪我人が出来ることすらある、道祖神のためには別に社殿があるのではなく、正月五日ころから各町ごとに小屋を作って、子供らそこに集まって太鼓を叩いてこれを祭る。その最後の日に疫送りとて、町はずれに送り出す。