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Japanische Klassiker mit Furigana

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とけいやしきのひみつ

時計屋敷の秘密

海野 十三

Lesen Sie 時計屋敷の秘密 (とけいやしきのひみつ) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 36.481 Zeichen · 74 Bildschirme

Aozora Bunko

二宮だけは、目をまわして、のびていた。

だが、ちょっと介抱すると、二宮も気がついた。大したことではなかったらしい。

「どうしたんだろう。ここはどこかな」

「居間の一つらしい、暗くてよく分らないが、あそこからあかりがもれる。雨戸か窓か、とにかくあれをあけてみよう」

五井が立ちあがったが、すぐぶったおれた、ロープが彼をひきとめたのだ。

「もうロープの用はない、とこうや」

「よし」

少年たちは、ロープをときにかかった。

「おや、なにか、あやしい音がしているよ、五井君、四本君、六条君、あれは何だろう」

二宮のおびえた声だ。

「あやしい音がするって」

「あれは時計の音だよ、さっきからしているんだ」

かった、かった、かった。

ゆっくりと同じ周期で同じ音がくりかえされている。たしかに時計らしい。

「時計は停っていたはずなのに……」

「さっきの地震のせいで、久しぶりに、動きだしたんだろう」

「ああ、そうか」

ロープをといた、それから五井は、さっき見かけたあかりのさしこむところまで、行ってみた。四本の電灯で、それをよく見ると、となりの部屋との間のすき間らしい。

だが、となりの部屋へは、かんたんに行けそうもなかった。