Japanische Klassiker mit Furigana
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あけみのうた
曙覧の歌
正岡 子規
Lesen Sie 曙覧の歌 (あけみのうた) von 正岡 子規 (まさおかしき) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 12.667 Zeichen · 26 Bildschirme
「さびしげになりて」という続きも拙く「すわりをるかな」のたるみたるは論なし。「なりて」の語をやめて代りに「火桶」の形容詞など置くべく、結句は「火桶すわりをる」のごとき句法を用うるか、または「○○すわりをる」「すわり○○をる」のごとく結びて「哉」を除くべし。
かつふれて巌の角に怒りたるおとなひすごき山の滝つせ
この歌は滝の勢を詠みたるものにて、言葉にては「怒りたる」が主眼なり。さるを第三句に主眼を置きしゆえ結末弱くなりて振わず。「怒り落つる滝」などと結ぶが善し。
島崎土夫主の軍人の中にあるに
妹が手にかはる甲の袖まくら寝られぬ耳に聞くや夜嵐
上三句重く下二句軽く、瓢を倒にしたるの感あり。ことに第四句力弱し。
狛君の別墅二楽亭
広き水真砂のつらに見る庭のながめを曳て山も連なる
前の歌と同じ調子、同じ非難なり。〔『日本』明治三十二年四月二十二日〕
酔人の水にうちいるる石つぶてかひなきわざに臂を張る哉
これも上三句重く下二句軽し。曙覧の歌は多くこの頭重脚軽の病あり。
宰相君よりたけを賜はらせけるに
秋の香をひろげたてつる松のかさいただきまつるもろ手ささげて
これも前の歌と同じく下二句軽くして結び得ず。