Japanische Klassiker mit Furigana
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しょさいをちゅうしんにしたいえ
書斎を中心にした家
宮本 百合子
Lesen Sie 書斎を中心にした家 (しょさいをちゅうしんにしたいえ) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 3.739 Zeichen · 8 Bildschirme
私の寝起きは、不規則になり勝ちなので、疲れて居る者の邪魔をするのは気の毒であり、気兼ねをするのも、時には不自由に感じますから。
寝室は、寝台(形は単純で、マットレス丈はよいの)、低いゆったりと鏡のついた化粧台。衣裳箪笥。壁はどんな色がよいか。此と云う思いつきもありませんけれども、置電燈丈で室内を照した時、そのシェードの色調によって、全体が、穏やかな、柔かい感じとなるものがよいでしょう。
寝室だけは、絶対に朝、明けないうちから戸外の日光が入らなくしとうございます。眩しくて眼のさめるようなのは全く頭に悪いと思います。
書斎は、何処やらどっしりしたのが好きですけれども、客間食堂は、真個にくつろいだ、愉快な処にしたく思います。
気取って、金縁の椅子等を置いたのではなく、大きなやや古風なファイア・プレースでもあり、埋まってしまうような大椅子、長椅子があり、気持のよい出窓の下の作りつけ腰掛。ヴェランダ。片隅の便利な茶卓子。床の上には色の凝ったカーペット二つ三つ。
入った時、改って体が真直になるような感じでなく吻っと安らかになり、先ずぽっくりと腰を下ろして、呑気に雑談でも出来るようにありたく思います。