Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
つきのせかいたんけんき
月世界探険記
海野 十三
Lesen Sie 月世界探険記 (つきのせかいたんけんき) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 14.351 Zeichen · 29 Bildschirme
そのとき機体がスーッと浮きあがったかと思うと、真青な光の尾を大地の方にながながとのこして、宇宙艇はたちまち月明の天空高くまい上った。
宇宙旅行
わずか五秒しかたたないのに、新宇宙艇は富士山の高さまで昇った。
スピードはいよいよ殖えて、それから十秒のちには、成層圏に達していた。窓外の空は月は見えながらも、だんだん暗さを増していった。
そこで新宇宙艇の進路が変った。大空の丁度ま上に見える琴座の一等星ベガ一名織女星を目がけて、グングン高くのぼり始めた。
地球から月世界までの距離は、三十八万四千四百キロメートルという長いもの、それをこの新宇宙艇は、僅か十日間で飛び越そうという計算であった。
進路がベガに向けられて、早や三日目になった。もうあたりは黒白も分らぬ闇黒の世界で、ただ美しい星がギラギラと瞬くのと、はるかにふりかえると、後にして来た地球がいま丁度夜明けと見えて、大きな円屋根のような球体の端が、太陽の光をうけて半月形に金色に美しくかがやきだしたところだった。
蜂谷艇長は、観測台のところに立って、しきりにオリオン星座のあたりを六分儀で測っていたが、やがて器械を下に置くと、手すりのところへ近づいて、下にいるミドリの名を呼んだ。