Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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つきよのかくれんぼ

月夜のかくれんぼ

槙本 楠郎

Lesen Sie 月夜のかくれんぼ (つきよのかくれんぼ) von 槙本 楠郎 (まきもとくすろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N4. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N4 · Einstieg · moderne Kanji und Kana · 3.140 Zeichen · 7 Bildschirme

Aozora Bunko

きれいな、えひがさのようなお月さまが、ぽっかりと東の空にうかんで、ひろい田んぼはクリーム色にかすんでいました。

田んぼは、いちめんに、き色とみどりのなの花ばたけで、ひるまのあたたかさが、そこらじゅうにこもっていて、うっとりとするようななの花のにおいが、むせっぽくただよっています。

「みんな、みんな、でておいで、

なの花月夜だ。まだ、よいだ。

かくれんぼするもの、よっといで……」

どこからか、うたうように子どものこえがきこえたと思うと、かすんだ田んぼの、あちこちの小さな家から、たちまちころころとかけだしてきて、なの花ばたけのわきの、おじぞうさんのまえの道へ、子だぬきのような子どもが集りました。ちょうど六人です。

「みんな、みんな、でておいで、

なの花月夜だ。まだ、よいだ。

かくれんぼするもの、よっといで……」

六人がワになって、もう一どうたうと、またあちこちの小さな家から、ころころと小さな子どもが五人ばかりかけだしてきて、なかまにはいりました。

「もう、みんなきたね。」

そこへまた、なの花ばたけの小道から、二・三人の子どもが、かけよってきました。

「もう、みんなきたね。